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百歳を超えて認知機能を保つ要因の解明|福岡博多の即日MRI・頭痛外来・もの忘れ外来

百歳の高齢者における認知機能維持の実態

コロンビアで実施されたプロジェクトにより、100歳を超える高齢者における認知機能と健康状態の関連が明らかになりました。160名の100歳を超える高齢者(超高齢者)を対象とした研究では、約36%の方が認知機能維持型表現型に該当し、日常生活動作も比較的良好に保たれていることが確認されました。一方、63.7%の方は認知症に分類されました。この研究では、従来の認知症危険因子が百歳者において必ずしも普遍的に当てはまらないことが示され、超高齢者における認知症予防には特定の環境に適した独自のアプローチが必要である可能性が指摘されています。

百歳者の認知機能に影響を与える要因

研究では、虚弱、アルコール摂取、うつ病が認知症と関連していることが明らかになりました。一方、身体機能の維持、良好な栄養状態、生活の質の高さは認知機能維持型表現型と関連していました。興味深いことに、身体活動、教育歴、肥満、高血圧、糖尿病、喫煙といった、一般的に認知症の危険因子とされる要因には、百歳者では有意な関連が認められませんでした。これは、超高齢者では通常とは異なるメカニズムで認知機能が保たれる可能性を示唆しています。

超高齢期における脳の健康維持のヒント

この研究結果は、非常に高齢になってからも認知機能を維持するためには、虚弱化を防ぎ、栄養状態を良好に保ち、生活の質を高めることが特に重要であることを示しています。100歳を超える長寿を達成された方々において、従来の危険因子よりも、日々の身体機能の維持や生活の充実度が認知機能保持に大きく寄与している可能性があります。これらの知見は、超高齢社会を迎えた日本においても、個々の状況に応じた認知症予防戦略を考える上で重要な示唆を与えています。

医師 菊池清志

注)本コラムは、情報提供を目的としたものであり、当院・医師の意見・方針を反映したものではございません。

参考文献:コロンビア百歳者プロジェクト、百歳者の認知機能的表現型と認知症リスク因子に関する研究

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