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特定のビタミンB群の摂取が脳の萎縮を遅らせる可能性|福岡博多の即日MRI・頭痛外来・もの忘れ外来

もの忘れの主な原因の一つである認知症は、脳の神経細胞が徐々に失われ、脳が萎縮していくことで進行します。この萎縮のスピードを緩めることができれば、認知症の発症や進行を遅らせることに繋がります。近年、特定のビタミンB群が、この脳の萎縮に関連する物質の濃度を低下させ、脳の健康に寄与する可能性が研究されています。

ビタミンB群とホモシステインの関係性について解説

ビタミンB6、B12、そして葉酸といった特定のビタミンB群は、体内で「ホモシステイン」と呼ばれるアミノ酸の代謝に不可欠な役割を果たしています。ホモシステインは、血中に過剰に蓄積すると、血管の損傷を引き起こし、脳梗塞などのリスクを高めることが知られています。さらに、高いホモシステイン濃度は、脳の萎縮を加速させ、認知症のリスクを高める要因の一つであるとも指摘されています。

脳の健康を守るための栄養摂取の提唱

ある臨床試験では、MCI(軽度認知障害)と診断された方を対象に、高用量のビタミンB群(B6, B12, 葉酸)を摂取してもらったところ、プラセボ群と比較して脳の萎縮の進行が緩やかになる傾向が示されました。これは、ビタミンB群がホモシステイン濃度を低下させ、結果として脳を保護している可能性を示唆しています。ただし、全ての認知症患者に効果があるわけではなく、ホモシステイン値が高い方に特に効果が期待されます。バランスの取れた食事を通じて、これらのビタミンB群を適切に摂取することが、もの忘れや認知症予防のための大切な提唱となります。

医師 菊池清志

注)本コラムは、情報提供を目的としたものであり、当院・医師の意見・方針を反映したものではございません。 

参考文献:B vitamins and the prevention of Alzheimer’s disease
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