イメージ画像
  • トップページ
  • コラム
  • 学齢期の子供に見られる頭痛の現状と適切な医療機関受診の重要性|福岡博多の即日MRI・頭痛外来・もの忘れ外来
公開日:

学齢期の子供に見られる頭痛の現状と適切な医療機関受診の重要性|福岡博多の即日MRI・頭痛外来・もの忘れ外来

成長期の子供たちが抱える「目に見えない痛み」の深刻な実態

頭痛は、働き盛りの世代や高齢者の悩みと思われがちですが、実は学齢期の子供たちにとっても非常に身近で、かつ深刻な問題です。フランスで行われた「AMI-GRAINES」という大規模な疫学調査によれば、10歳から15歳の子供の約4分の3が、過去1年間に少なくとも1回以上の頭痛を経験していることが明らかになりました。

特筆すべきは、その痛みの頻度と生活への影響です。調査対象の子供たちの多くが、頭痛によって学校を休んだり、習い事やスポーツを楽しめなかったりと、日常生活に明らかな支障をきたしていました。しかし、さらに驚くべき事実は、これほど多くの子供が苦しんでいるにもかかわらず、実際に医療機関を受診して適切な診断を受けている割合は、わずか15%程度に過ぎないという点です。

子供が「頭が痛い」と訴えた際、周囲の大人が「疲れのせい」「寝れば治る」「学校に行きたくないだけでは」と、心理的な要因や一時的な体調不良として片付けてしまう傾向があります。しかし、子供の頭痛の背景には、大人と同様に「片頭痛」や「緊張型頭痛」といった医学的な治療が必要な疾患が隠れていることが少なくありません。

専門外来での早期診断が子供の将来とQOLを改善する

子供の頭痛を放置することは、単にその時の痛みを我慢させるだけでなく、学習意欲の低下や不登校、さらには自信の喪失といった二次的な問題を引き起こすリスクを孕んでいます。

頭痛外来のような専門的な場所で、MRIなどの画像検査を用いて脳に異常がないことを確認し、その子の頭痛のタイプを正しく見極めることは、子供の安心感に直結します。

例えば、片頭痛であれば、光や音に敏感になる性質や、特定の食べ物・環境が引き金になることを親子で理解するだけで、日常生活での予防策を立てることができます。医師のアドバイスのもと、適切なタイミングで適切な薬を使用する習慣を身につけることは、子供が「自分の体のコントロール感」を取り戻すための重要なプロセスです。

気になる際は子供もMRI脳検査を

お子様が頭痛を訴えた時、まずはその痛みに共感し、否定せずに耳を傾けてあげてください。そして、「いつ、どのような時に、どのくらいの時間痛むのか」を親子で記録する「頭痛ダイアリー」をつけてみることをお勧めします。これは、医師が診断を下す際の極めて貴重な資料となります。

お子様が頭痛から解放され、笑顔で学校生活や遊びに打ち込める環境を整えることは、私たち大人の大切な責務です。早期に専門医の門を叩き、正しい知識と対処法を身につけることを、お子様の健やかな未来のために強く提唱いたします。

医師 菊池清志

注)本コラムは、情報提供を目的としたものであり、当院・医師の意見・方針を反映したものではございません。 

参考文献:Donnet A, et al. Cephalalgia. 2024;44:33310241243883.

「もの忘れ」に関するお悩みは、当院の「もの忘れ外来」へお気軽にお越しください。

Web予約