皆様こんにちは。2023年5月に開院して以来、早いもので2年半ほどが過ぎました。最初は医師1人、技師1人、事務員2人での開院でしたが、現在は常勤の精神保健福祉士、看護師に加え、非常勤の心理士2名、さらには海外出身のリサーチアシスタントも9月から常勤として入職しています。また、尊敬する医局の先輩でもある本村医師も週に2回診療に来て下さっており、専門性をもった精神科臨床と臨床研究を行う体制が整ってきました。
当院は博多駅から徒歩10分という立地にありながら、私の大好きな下町風情の残る住吉、美野島、春吉などの地域からも徒歩圏内であり、様々な背景をもった患者さんが来られます。みなさま個別の事情があり、生まれ持った特性があり、あれやこれやと清濁色々あって、それぞれの“今”があります。患者さんが現在の問題にどう対処し、次に何を目指していくかについて、微力ながら何か手伝えることはないかと日々考えております。
臨床研究については、うつ病に対する脳波を用いたニューロフィードバックについての研究を行い、症状の改善については良好な結果を得ることができました。現在、脳波のデータの解析などを行い、論文化を進めています。今年度は科研費もいただくことができ、PMDD(月経前不快気分障害)に対する画像研究、うつ病の脳波所見に対する研究などを並行して行っていく予定です。
今後も個別化が求められる泥臭い臨床と、脳科学的な視点から俯瞰をする臨床研究を両立させながら、どうしようもなくややこしい我々の心について向き合っていきたいと考えております。
略歴
主な共著書
略歴
約20年にわたり、未就学児から成人まで幅広い世代を対象に、発達障害、依存症、休職・復職支援、対人関係の問題など、多様な「生きづらさ」への心理支援に携わってきました。特に、依存症や発達障害に起因する二次的困難への支援に重点を置き、認知行動療法や身体志向心理療法を基盤としたカウンセリングを行っています。
誰だって困った時には、誰かの支えが必要です。
UNB住吉神社前クリニックでは、心理支援として個別カウンセリング、集団認知行動療法をご提供しています。「生きづらさ」を抱えて、自分を責め続けている方、変わりたいけれど変われない方。そのような心の声を、これまでたくさん聴いてきました。
・問題が重なって、まるで厚着をしているように心が沈んだ時。
・仕事や生活の中で「気持ちを切り替えたいのにできない」と感じて、抑うつ感や不安感に圧倒されそうな時。
・どうやって今日を乗り切り、どうすれば最初の一歩を踏み出せるのかわからなくなった時。
そんな時には、「生きづらさ」に振り回されない生き方を一緒に探していければと考えております。皆さまが知らず知らず背負ってきた心の荷物を少しずつ下ろし、前に進む力を取り戻せるよう、伴走いたします。
資格
公認心理師・臨床心理士・社会福祉士・精神保健福祉士/ASK認定依存症予防教育アドバイザー
経歴
2003年西九州大学大学院健康福祉学研究科修了後、佐賀県発達障害者支援センター結、福岡県庁職員相談室にて教育・福祉・産業保健領域で臨床活動に従事。2013年依存症回復支援施設NPO法人ジャパンマック福岡にて触法依存症者、発達障害を背景にもつ依存症者のカウンセリングや法人コンサルテーションに携わり、2019年4月同法人内にネット・ゲーム依存、ひきこもりを支援対象とするカウンセリングスペースやどりぎを開設。開設当初より、プログラム作成、スタッフの養成、研修企画運営に携わる。2020年~2023年迄全国依存症拠点整備事業『ゲーム・インターネット依存症相談対応指導者養成研修プログラム』にて講師を務め、厚生労働省事業『ゲーム障害相談対応マニュアル』作成委員も務める。2023年福岡市内にカウンセリングルームRiverを開設し、大人の発達障害や依存症当事者の回復支援・ご家族支援に従事。また、ASK認定依存症予防教育アドバイザーとして依存症の予防普及啓発活動にも取り組んでいる。
共著
はじめまして。公認心理師・臨床心理士の坂口です。当院では、主に、心理検査やカウンセリングを担当しております。私は、解決志向アプローチや認知行動療法などの心理学的技法をベースに、こころのケアや考え方のサポートを行っております。
「ちょっと話してみようかな」と思われたそのお気持ちを大切に、「なんとかやっていけるかも」と感じて、一歩踏み出していけるような…
そんな “あなたらしい解決の糸口” を、一緒に探すお手伝いをさせていただければ幸いです。お話しするだけでも、心が軽くなることがあります。どうぞ安心して、お話しにいらしてくださいね。
資格
公認心理師・臨床心理士
経歴
みなさま、はじめまして。
「ソーシャルワーカーって、どんなことをする人だろう?」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。私たちは、生活や人間関係、制度の利用など、日々の暮らしの中で生じるさまざまな困りごとについてご相談をお受けし、一緒に考え、支援する社会福祉の専門職です。
私は長年、精神科病院でソーシャルワーカーとして働いてきました。2024年よりご縁があり当院に加わり、気がつけば約2年が経ちました。
当院では、来院されるお一人おひとりについて、多職種のスタッフがチームとなって話し合い、それぞれの立場からできることを考えています。これまで歩んでこられた人生に思いを巡らせ、「よくここまで辿り着いてくださいました」と感じることも少なくありません。
この場所が、これからの人生に向けた小さなきっかけや安心につながる場となるよう、ささやかでもお力になることができればと思っております。
また、住吉自治会をはじめとする地域のみなさまや、行政機関・医療福祉サービスのみなさまと連携しながら、「すみよし(住み良し/住吉)」のまちを支える一助になれたらと考えています。
うつ病予防や認知症についての地域向けのお話も行っておりますので、ご関心のある方はどうぞお気軽に当院までご連絡ください。
資格
研修認定精神保健福祉士/認知症ケア専門士/認知症キャラバン・メイト
経歴
I’m Srishti Tripathi, a cognitive neuroscience researcher, interested in how people perceive, experience, and regulate their emotions. I’m particularly interested in how life challenges can disrupt emotional regulation, potentially leading to mental health issues like depression or prolonged grief disorder following the loss of a loved one.
I completed my doctorate at Kyoto University, where I examined grief as a distinct emotional process integrating behavioural data, neural signatures, and cultural perspectives to explain how grief is different from sadness and differences in grief perception across cultures.
Over the past ten years, I’ve worked across India and Japan on behavioural, neuroscientific, and clinical studies, using tools like EEG, fNIRS, and carefully designed experiments to understand the brain–behaviour relationship.
As a Research Associate at UNB Clinic, I’m continuing my scientific work by exploring how neurofeedback can help people retrain their brain activity, improve emotional balance, and recover from depression.
私は、認知神経科学の研究者で、研究テーマは、人がどのように感情を感じ、コントロールしているかについてです。特に、人生で辛い出来事があったとき、心の調整機能がどのように乱れてしまうのか、そしてそれがどのように心の不調に繋がるのかを専門としています。
京都大学の博士課程では、大切な人を失ったときの「悲嘆(グリーフ)」について研究しました。一般的な「悲しみ」と「悲嘆」はどう違うのか、また文化によってその受け止め方にどんな違いがあるのかを、脳科学や行動データの視点から分析してきました。そしてこの10年間は、インドと日本で脳波などを測定する専門的な技術を使った「脳の活動」と「実際の行動」の関係性を調べる研究に携わってきました。
現在は、UNB住吉神社前クリニックの研究員(リサーチアソシエイト)として、「ニューロフィードバック」という手法を用いて脳の働きをトレーニングし、感情のバランスを整えることで、うつからの回復をサポートするための科学的なアプローチを研究しています。
Expertise(専門分野)